プロジェクト概要
ベトナム最大の都市であるホーチミン市は、急激な人口増加及び経済発展に伴い、市民の足であるバイクや自動車による大気汚染と交通渋滞が久しく大きな社会問題となっています。そのような状況の中で、円借款により建設が進むホーチミン市都市鉄道1号線は、諸問題の解決の切り札として期待されている、同市初の都市鉄道事業です。総延長は19.7kmで、市中心部に位置するベンタイン駅から2.5kmの地下区間と17.2kmの高架区間により、市の北東に位置するスオイティエンターミナル駅までを結びます。
当社は施工監理を実施する共同企業体(幹事会社・日本工営株式会社)のメンバーとして、O&M関連業務(主に運転係員の訓練やマニュアル作成)等を担当しています。2020年7月からは共同企業体が委託しているベトナム鉄道学校で運転士養成教育を開始し、開業に向けた準備を進めています。
諸元
総延長 | 19.7km(ベンタイン駅~スオイティエン駅) |
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うち地下区間 | 2.6km、駅数3 |
うち高架区間 | 17.1km、駅数11 |