プロジェクト概要
インドネシアのジャカルタ首都圏における慢性的な交通渋滞の緩和を目的としたジャカルタ地下鉄南北線は、官民が一体となって推進している日本の鉄道システムの一体的な輸出の第1号として日本政府からインドネシア政府への円借款により建設され、2019年3月に開業しました。当社はコンサルタントとして、鉄道システムと車両の分野における施工監理を担当するとともに、開業準備を支援し、日本が世界に誇る鉄道サービスの根幹である鉄道の運営や維持管理に係る支援を開業後も実施してきました。 本プロジェクトは、鉄道の運営や維持管理を向上させるための後続のコンサルティング事業第2弾として、同鉄道の改善活動の定着および鉄道車両のヘビーメンテナンスの実施に向けた指導等、自律的に運営を行っていくための運営維持管理ノウハウを提供すべく、当社を主幹事会社として日本工営株式会社と共同企業体を組み、コンサルティングサービス業務を実施しています。
2023年6月18日にはインドネシアを公式訪問中の天皇陛下が車両基地をご視察され、当社プロジェクトマネージャーがMRTJ幹部職員とともに、基地内の設備やMRTJ職員による車両メンテナンスの様子をご案内いたしました。
MRT Jakarta提供
Twitter https://twitter.com/mrtjakarta/status/1670341284610056197
諸元
第1期区間 15.7km、駅数13 (営業区間ブンデランH.I.駅~ルバックブルス駅) |
第2期区間 11.5km、駅数11(延伸予定区間) - A区間 6.3km コタ駅 〜 ブンデラン H.I.駅 - B区間 5.2km 車両基地 ~ コタ駅(計画中) |