INTERVIEW 05
社会的な課題を解決する。
経営コンサルタントから
鉄道コンサルタントへの転身。
調査分析コンサルタント
インド高速鉄道推進本部
部員 ガティア グミラン
2020年入社 / 大学院 システム情報工学研究科 修了
入社動機と駆け出しのころ
鉄道を通じて母国に恩返しをする。
言葉の壁に苦労しながらも強い意思で突破。
故郷のインドネシアでは、経営コンサルタントの仕事をしていました。それは、やりがいのある楽しいものでしたが、徐々に「いち民間企業の問題解決だけでなく、社会的な課題を解決する仕事につきたい」と視野が広がるように。そこで、より本格的に学びを深めるため日本に留学。
インドネシアでは、交通インフラの整備が社会的な課題となっています。「鉄道を通じて母国に恩返しがしたい」。そんな思いを抱いて日本コンサルタンツに入社しました。やはり、最初は言葉に苦労しました。日常会話は問題ありませんでしたが、仕事は勝手が違いました。専門用語が飛び交う中、最初のころは会話についていくのがやっとだったことを覚えています。
仕事の詳細とやりがいについて
鉄道を起点とした都市づくり。
望んでいた仕事にコミットできる喜び。
今は、インドの高速鉄道推進本部にて、TOD(※Transit Oriented Development)案件に従事しています。単なる鉄道の敷設ではなく、鉄道を起点とした都市づくり。経済成長の促進という国の社会的課題を解決する重要な仕事です。まさに、私が希望し、目指していた仕事に従事することができており、充実した日々を送っています。
現在の部署に配属される前、インドネシアでの調査業務と関わり、現地を訪問したことがありました。インドネシアは母国ですから、日本との文化や商習慣の違いは理解しています。その違いを踏まえた対応をしたところ、現地関係者から高い評価をいただきました。外国籍社員である自身のポジショニングを掴み、自信を深めた出来事でした。
未来への展望と働く環境・社風について
日本と支援国の「架け橋」となり、
次世代を担う技術者を育成する。
実は、日本の鉄道技術は、私たちが想像している以上に海外へ伝わっていません。だからこそ、それらをしっかりと伝え続けていきたい、そう思っています。そして、支援国の若者を育てていきたい。そういった「架け橋」的な存在になることを目標としています。
入社時の私は、将来の明確なビジョンはある一方、鉄道の知識はゼロでした。しかし、1年半にわたる関連会社への出向で、基礎的なことを学ぶことができました。当社では、一人ひとりが必要とする知識を身につけられる環境が整備されています。ですから、鉄道の知識がなくとも臆することはありません。大切なのは「なにをしたいのか」というビジョンです。
求職者のみなさんへ
コンサルティングという仕事には正解もありませんし、ゴールもありません。ですから、つねに「新しいことを学び続ける姿勢」が最も大切です。ですので、探究心が旺盛な人には最高の職場、私はそう思っています。
プライベート
もともと読書が好きということもありますが、休日も鉄道関係の本を読むことが多いですね(笑)あと、息抜きにインドネシア料理を作るのも好きです。日本のスーパーでもちゃんと材料が揃うんですよ。ナシゴレン、得意です!
キャリアステップ
一日のスケジュール
国内本社での一日のスケジュール
- 5:00
- 起床
- 9:20
- 勤務開始
- 13:00
- 契約関係、渡航手配、資料英訳等の事務的な作業
- 18:00
- 退社
- 23:00
- 就寝